追憶譚・キングブラキオス

「逞しくなったもんじゃな。お前さんの最初の成長に立ち会えた事が誇らしげじゃ。」

最初のステップを踏み出すのに付き添ってくれたかの龍は懐かしみながら声を掛けた。
途中で躓き龍喚士を辞める者は多くいるという。その威容からは不思議と
親のような温かみが感じられた。