神々の黄昏を越えたその先で



世界樹が戦火に包まれたあの日から悠久の時を経て、地上は新たな姿となって新たな歴史を築き始めた…
これからは、人が時代を築いていく。我々の出る幕は無くなるだろう。
世界の営みが末永く美しくある事を願って、私はこの世界を後にしよう。

――――この時、ヴィーザルは知る由も無かった。数千年の時を経た未来で自分達が必要とされ、人と共に世界の発展に貢献する事になることを。